元店員が暴露するパチンコ店員が持つ「リモコン」の正体

2018年8月13日|パチンコ・パチスロ

以前投稿した「遠隔」と似た所はありますが、今回はパチンコ店の店員が持っている謎の「リモコン」についての暴露話です。

「調子よく連荘してたのに店員が後ろに立ってリモコンでなんかしたら確変が終わった!!」

「離席中に店員が俺の台にリモコンでなんかやってたの見たぞ!!その後から台の挙動が悪くなった!!」

身に覚えのある方もいらっしゃるかも知れません。

 

実際、私の元パチンコ店店員時代にも私がリモコンを使用すると不安げに見上げてくるお客様は複数名いらっしゃいました。

 

はたしてパチンコ店店員が持つリモコンはそのような台の挙動を変えてしまうような事が出来てしまう代物なのでしょうか?

パチンコ店店員が利用するリモコンは主に2種類

パチンコ店店員が利用するリモコンは主に「データランプ用のリモコン」と「サンド用のリモコン」の2種類です。

一つ一つ見ていきましょう。

データランプとは

メーカーによって形状や機能は様々ですが、パチンコ・パチスロの遊戯台の上に必ずと言っても良いレベルで設置されている物がデータランプです。

主な役割は遊戯機から遊戯情報を取得して液晶上に遊戯データを表示する事ですが、店員を呼び出す為のコールボタンや食事休憩、離席確認等の際に使用するタイマー機能が備わっている物が殆どです。

サンドとは

紙幣サンド等とも呼ばれる、遊戯台の横、もしくは上にある紙幣を投入する機械の事を指します。

最近では小型液晶が付いている物が殆どで、液晶上でカード内の残高や貯玉情報が表示されます。

このサンド機もメーカーによって形状は様々です。

データランプ用リモコンの用途

データランプ用リモコンの主な用途は

・食事休憩タイマーセット、解除

・離席(非遊戯)時間の確認

・離席解放タイマーセット、解除

・エラー解除

この4つです。

 

特に頻繁に利用するのは「離席(非遊戯)時間の確認」ですね。

離席時間の長い台は放置していると1円にもなりません。

また、他にご遊戯を希望されるお客様がいらっしゃる可能性もあるので空き台があれば積極的に確認するものです。

 

画像のリモコン(左2つは私も使用した事があるリモコンです)を見るとごちゃごちゃとボタンがたくさん付いていて色々出来そうなものですが、ホールで実際にスタッフが利用するのはほんの数個です。

残りのボタンはデータランプのイルミネーション変更や表示方法の変更など様々ですが、それらは新台入れ替えや初期設定の際にしか使われない物となっています。

サンド用リモコンの用途

サンド用のリモコンはデータランプ用のリモコンと比べるとボタンも少なく非常にシンプルな作りになっています。

主な用途は

・内蔵ICカード・コイン数の確認

・内蔵ICカード・コインの回収

・エラー解除

の3つです。

 

私の働いていた店舗では内蔵ICカード枚数が3~4枚をベースとしていてそれ以外の枚数だとサンドランプの色が変わって教えてくれます。

内蔵ICカード枚数がベースと異なるサンドを見付けたらICカードを補充するなり回収するなりして内蔵ICカード枚数を調整する感じですね。

 

後はサンドの初期設定や現金回収の際に使用しますが、ホール業務中に使用するのは上の3点のみです。

で、結局リモコンによる台の操作は出来るの?

不可能です。

そもそもパチンコ店スタッフの持つリモコンはデータランプ用のリモコンとサンド用のリモコンであり、遊戯台に対するリモコンではありません。

見た事も聞いた事もありませんが、仮に遊戯台用のリモコンが存在したとしてもスタッフにそのリモコンが与えられることは有り得ないでしょう。

 

スタッフが近くでリモコンを操作して台の挙動が悪くなる。

というのは偶然以外の何物でもありません。

が、そもそもそういった誤解をお客様に与えてしまうスタッフの行動には「問題有り」と言わざるを得ません。

 

私も身に覚えがあるので反省したい所ではありますが、ご遊戯中のお客様の後ろでリモコンを操作したりインカムで何か話したりはお客様にとって不快な事この上ありません。

完全なマナー違反です。

その後、台の挙動が悪くなる事があれば「もしかして遠隔されてるんじゃないか?」この様な誤解を生んでしまうのも必然でしょう。

 

私はパチンコ・パチスロから既に足を洗っているので個人的にはどうでも良い事ではありますが、全国のパチンコ・パチスロファンの為にパチンコ店スタッフにはいらぬ誤解を生まないサービスマナーに重々気を使って頂きたいものですね。

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