オンラインカジノの税金と確定申告

2018年11月23日|オンラインカジノ基礎知識

ここ数か月でオンラインカジノを始める方が非常に増えており嬉しい限りでは御座いますが、それと同時に非常に多くの質問が私に寄せられるようになりました。

その質問というのが「税金」についてです。

主にYouTubeの動画内で税金に関しての質問が多く寄せられているのですが、やはりYouTubeのコメント欄では返答に限界があると感じましたので今回こうして記事に書き起こさせて頂こうと思った次第です。

尚、本記事に記載されている情報はあくまでも税金に関して素人である筆者が自身で調べ行っている筆者の手法、筆者の見解であり、内容の全ての確実性を保証するものではありません。本記事の内容によって何かしらの損害が発生したとしても当サイトでは一切の責任を負いかねます事を予めご了承下さい。

当サイトとしましてはオンラインカジノで数百万円、数千万円クラスの大勝をしたのであれば、あれこれ悩む前に税理士の先生に相談する事を推奨致します。

 

基本的にギャンブルの勝利金は一時所得として申告する必要がありますが、一時所得には50万円の特別控除が設定されています。なので、年間(1/1~12/31)を通して50万円以上の払い戻しを受けなければ申告する必要すらありません。会社勤めの方の場合は給与以外の収入が20万円以上ある場合申告の必要がありますので、70万円以上の払い戻しを受けなければ申告の必要はありません。税金とか確定申告とか面倒だ!って方は上手く年間50万円(会社勤めの方は70万円)以上の払い戻しを受けない範囲で遊ぶのも一つの手です。

そもそも少額ベットで適度に遊んでいれば殆どの方の場合は申告の必要が無いという事になります。一時所得の税金自体は数千万円クラスの大勝でもない限り決して高いものではありませんので、申告の必要がある場合はしっかりと申告をして税金を納めましょう。

大勝した場合は自分であれこれするよりも税理士の先生に相談するのが手っ取り早く賢い選択です。

 

まず大前提としてオンラインカジノに限らず、ほぼ全てのギャンブルの勝利金には税金収める義務が発生します。(宝くじを除く)

勿論、パチンコやパチスロ・競馬や競輪等も同様です。大勝した場合には税金を納める義務があります。しかし、実際はパチンコや競馬で大勝しても税金を納める人は殆ど居ません。何故、そんな事が許されているのか、そういった前提の話から見ていきましょう。

何故、宝くじは税金を納めなくてもいいの?

宝くじは言わずと知れた日本政府が運営する国営ギャンブルです。

販売価格が一口数百円で数億円の大当たりが見込める非常に夢のあるギャンブルですよね。

しかしその反面、宝くじのペイアウト率(還元率)は約40%と鬼の様に低く、実態は引き出せない貯金箱そのものです。

実はこの低すぎる還元率に税金が発生しないカラクリがあります。宝くじは販売価格に税金が最初から組み込まれているのです。税金が購入金額に含まれているからこその還元率の低さなんですね。とはいえ、40%はあまりにも低すぎますが(笑)

つまり、

 

✖ 宝くじは税金を納めなくても良い

〇 宝くじは購入時点で税金を支払っている

 

ということになります。

何故、パチンコや競馬は税金納めなくても何も言われないの?

パチンコや競馬は宝くじのように税金を先払いしている訳でも、税金を納めなくて良いという風になっている訳でもありません。それなのにパチンコや競馬で稼いだ人達は税金を納めなくても何もお咎めなし。これは何故なのでしょうか?

答えは簡単で、証拠が残らないから税金を徴収しようが無い為です。

パチンコや競馬等は全国各地で毎日のように物凄い数の人々がギャンブルに明け暮れています。

そんな物凄い数の人々が現金で払い戻しを受けている全てを国税庁が把握する事は現実的に不可能なのです。なので本来は税金を納める必要があるものの、わざわざバレないものを自ら申告するような人は滅多にいない為、パチンコや競馬の払い戻し金に関しては仕方なく黙認されているという形になります。

これはパチンコや競馬で遊んでいる殆どの方に罪の意識は無いと思われますが、はっきりと言えば黙認されているだけで脱税そのものです。マイナンバーカードの普及、ランドカジノの設立によって、今後何かしらの対策が取られないとも限られません。パチンコ税の導入という話も出てきていますね。

因みに、パチンコライターの方などはちゃんと申告しているみたいですよ。動画等に出演する関係上どちらにせよ証拠が残ってしまうので申告せざるを得ないというのもあるかも知れませんが。

ランドカジノの税金は?

今後日本にも設営されるランドカジノですが、海外のランドカジノでは勝利金が課税される国、課税されない国と様々です。

日本のランドカジノでは入場にマイナンバーカードの提示が必須となる為、ばっちり課税されるはずです。

オンラインカジノの税金はどうなっているの?

ここからが本題ですね。オンラインカジノの場合はパチンコや競馬同様に、大勝した場合、申告をし、税金を納める必要があります。そして、オンラインカジノはパチンコや競馬と違い、証拠の残るギャンブルです。(オンラインカジノ内の取引履歴からいつでも遊戯履歴を確認する事が可能です)

つまり、オンラインカジノで申告の必要がある程勝利した場合は申告のうえ納税が必要になってきます。

正直、オンラインカジノで遊んでいて大きく勝っている人でも納税の義務を怠っている方は非常に多くいらっしゃるはずです。しかし、納税の必要があるにも関わらず、納税をせずにいて国税庁にそれがバレた場合。追徴課税で無駄に税金を取られるという事もありますのでしっかりと税金を納めておくに越したことはありません。

オンラインカジノの勝利金は雑所得としても申告する事が可能ですが、より課税額が安く済む一時所得での申告が可能ですので、一時所得で申告するのが一般的となっています。

一時所得とは?

一時所得とは、営利を目的とする継続的行為から生じた所得以外の所得で、労務や役務の対価としての性質や資産の譲渡による対価としての性質を有しない一時の所得をいいます。
 この所得には、次のようなものがあります。

(1) 懸賞や福引きの賞金品(業務に関して受けるものを除きます。)
(2) 競馬や競輪の払戻金
(3) 生命保険の一時金(業務に関して受けるものを除きます。)や損害保険の満期返戻金等
(4) 法人から贈与された金品(業務に関して受けるもの、継続的に受けるものは除きます。)
(5) 遺失物拾得者や埋蔵物発見者の受ける報労金等

出典 – 国税庁No.1490 一時所得 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1490.htm

オンラインカジノの勝利金はこの一時所得に分類する事が出来ます。

一時所得の計算方法

一時所得の金額は、次のように算式します。

 総収入金額-収入を得るために支出した金額(注)-特別控除額(最高50万円)=一時所得の金額

(注) その収入を生じた行為をするため、又は、その収入を生じた原因の発生に伴い、直接要した金額に限ります。

出典 – 国税庁No.1490 一時所得 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1490.htm

こちらが一時所得の計算方法となります。

特別控除額のおかげで年間50万円以下の勝利金は0となるので申告の必要が無い訳です。

後ほど例題を元に詳しく掘り下げますね。

税額の計算方法

一時所得は、その所得金額の1/2に相当する金額を給与所得などの他の所得の金額と合計して総所得金額を求めた後、納める税額を計算します。

出典 – 国税庁No.1490 一時所得 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1490.htm

つまり、先ほどの一時所得の計算方法に出てきた

総収入金額-収入を得るために支出した金額(注)-特別控除額(最高50万円)=一時所得の金額

この公式で算出された「一時所得の金額」の半分を他の所得と合算して税申告する事になります。

課税されるのは勝利金から50万円を差し引いて更にそれを半分にした金額です。

テーブルゲームの場合

ブラックジャックやバカラ等のテーブルゲームの場合、1ベット毎に記帳をし、申告するのが一般的です。(1日単位の総ベット、総払い戻しで申告する方もいらっしゃるようです)

100万円ベットで3度遊んだ場合の例を見てみましょう。

ベット額 払戻金 収支
100万円 250万円 +150万円
100万円 0円 -100万円
100万円 200万円 +100万円

ベット額トータル300万円、払戻金トータル450万円、この遊戯のトータル収支は+150万円です。が、ここで注意しなければならないのはギャンブルの税申告時は損失時の金額を支出額として計上する事が出来ないという点です。

勝利した時のベット額しか支出として計上する事が出来ません。

つまり、この例の場合はベット額(支出)200万円、払戻金450万円=250万円

250万円-特別控除額50万円=200万円が一時所得となり、その200万円を半分にした100万円を他の所得と合算して税額が計算される事になります。(※1年間の遊戯がこれのみだった場合)

スロットゲームの場合

スロットゲームの場合1ベット毎に記帳するのが理想的ではありますが、1回転毎に収支を付けるなんて現実的ではありません。なので多くのプレイヤーは1日毎の総ベット額と総払い戻し金で申告を行っているようです。

そもそも解釈的にスロットゲームというのはボーナスやフリースピンを引かなければ勝利する事が難しいゲームである為、それらを引く為の支出として1スピン毎全てのベットを支出として計上するのは何もおかしな所はありません。

日付 総ベット額 総払い戻し 収支
5/5 100万円 300万円 +200万円
5/6 70万円 60万円 -10万円
5/7 250万円 280万円 +30万円

これもテーブルゲームの場合と同様に負けた時の収支は省いて一時所得を計算します。

なので一時所得は総払い戻し580万円-総支出350万円-特別控除額50万円=一時所得180万円となります。

ここから一時所得の180万円を半分にした90万円を他の所得と合算し、申告します。

税金はどれくらい取られるの?

一時所得は【払戻金-支出-特別控除額50万円】で算出され、その後一時所得の1/2を他の所得と合算して所得税の税率で計算します。なので国税庁の所得税の速算表を使うと分かりやすいです。

所得税の速算表
課税される所得金額 税率 控除額
195万円以下 5% 0円
195万円を超え 330万円以下 10% 97,500円
330万円を超え 695万円以下 20% 427,500円
695万円を超え 900万円以下 23% 636,000円
900万円を超え 1,800万円以下 33% 1,536,000円
1,800万円を超え4,000万円以下 40% 2,796,000円
4,000万円超 45% 4,796,000円

他に所得が無く、オンラインカジノの一時所得のみだった場合の早見表を用意しました。

儲かった金額 課税対象額 支払税額
50万円 0円 0円
100万円 25万円  1万2500円
200万円 75万円  3万7500円
300万円 125万円  6万2500円
500万円 225万円 12万7500円
700万円 325万円 22万7500円
1000万円 475万円 52万2500円
2000万円 975万円 168万1500円
1億円 4975万円 1759万1500円

オンラインカジノの所得単体で考えれば100万円儲かっても支払う税金はたったの1万2500円。税金、と言われるとなんとなく怖いイメージがあるかもしれませんが、オンラインカジノで発生する税金は決して高くないです。

そもそも年間50万円以下の儲けであれば税金を支払う必要すらありませんからね。

取引履歴とか分かんないんだけど確定申告はどうすればいいの?

オンラインカジノの取引履歴や遊戯履歴は各オンラインカジノ内の取引履歴などの項目で閲覧が可能です。自身で記帳をしておけば間違いがありませんが、面倒であれば過去全ての取引履歴等も各オンラインカジノのカスタマーサポートへ連絡する事でデータ形式で貰う事が可能ですので必要であればカスタマーサポートへ連絡してみてください。

確定申告のやり方は調べればいくらでも出てきますが、分からない事があれば税務署の方へ聞いてみましょう。とても親切丁寧に教えてくれます。

オンラインカジノの税金と確定申告まとめ

オンラインカジノの税金に関しては「ギャンブルで税金なんか払ってられるか!」と納税しない方がいらっしゃるのも事実です。しかし、納税は国民の義務であり、今の所オンラインカジノで税金を納めずに逮捕されたという事案は出ていませんが、悪質な脱税の場合は逮捕される場合も御座います。

また、税金と言われるとどうしても嫌なイメージが湧き出ますが、オンラインカジノで課税される税金というのは決して高いものではありません。

数千万円、数億円と勝利すればそれなりの金額を持っていかれますが、それでも手元にはかなりの金額が残ります。

どうしても税金を納めたくないよ!確定申告なんてめんどくさいよ!って方は【総収入-支出】の部分を特別控除額で0に出来る50万円までに抑えてオンラインカジノを楽しむ事をおすすめします。

めちゃくちゃ儲かったらまずは税理士の先生に相談。これは鉄板です。素人があたふたあれこれやるよりも結果的に時間も早く、お金も安く済みます。

オンラインカジノでたくさん儲かったらちゃんと納税をして健やかにギャンブルを楽しみましょう。

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